ライオンズクラブ国際協会333-A地区の活動

2023年12月5日 第781回例会「サンタプロジェクトながおか2023」

2023年12月5日(火) 
第781回例会 担当青少年委員会・福祉委員会
 
サンタプロジェクトながおか2023 代表の田中様から 例会資料をご用意いただき 
福祉委員長Ⅼ高橋 肇から代理スピーチを頂きました。
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サンタプロジェクトの成り立ちは、
新潟県新発田市の敬和学園大学の英語の先生がアメリカ留学の体験がもとになっています。
 
「アメリカの本屋さんでは、 クリスマスが近くなると店内のクリスマスツリーに、
 近隣の病院に入院中の子どもの年齢と性別が書かれたカードが吊るされ、お客さんはそのカードと選んだ本とをレジにもっていき、本を購入して寄付していた。
 日本では見知らぬ誰かにさりげなく何かを贈るという文化が築かれていないように思う」とのお話だったそうです。
 その話を聞いた先生が、それならまず新発田でやってみようと始めたのがサンタプロジェクトの始まりです。
 
 最初の年は新発田の2軒の本屋さんで行われ、県立がんセンターの小児科病棟で26冊の本がプレゼントされたそうです。2年目は地元の県立新発田病院にも贈られました。
 そして、3年目には新潟県立大学の先生が子ども学科の学生のサークル活動として「サンタプロジェクトにいがた」を立ち上げました。
 
 新潟市では大学病院や市民病院に贈られ、その後、敬和学園大学の卒業生が地元に帰り、地域の仲間とともに「サンタプロジェクトうおぬま」を立ち上げ、県立六日町病院や小出病院、長岡赤十字病院にプレゼントするようになりました。
 
長岡赤十字病院はこのように初めは「サンタプロジェクトうおぬま」の方たちが届けてくれていたようですが、ある年に病院まで本を届けに来る際、吹雪に見舞われて大変だった事があり、市内在住の佐藤さんに引き継がれました。
 
佐藤さんご夫妻が長岡赤十字病院と連絡をとり11月には患者さんの年齢と性別を聞き取ってカードとサンタ認定証の用意をし、地元の本屋さんに依頼してサンタプロジェクトを8年続けられました。
 協力いただける本屋さんにポスターを貼り、長岡市が発行している市政だよりの「みんなのひろば」というコーナーに案内を載せ、80冊くらいの本を病棟にお届けされていました。
 
 新型コロナの感染拡大の為、この活動を断念せざるを得なかった佐藤さんは「サンタプロジェクトながおか」を引き継いでくれる方はいないかと、県立大の先生を通して田中様に連絡があり、引き継がれたそうです。
 
 サンタプロジェクトは、新発田、新潟、魚沼、長岡と広がり、今では新潟県外の長野、松本、神奈川の茅ヶ崎などにも広がっております。
 地域によりニーズが違うので、入院中の子どもたちだけではなく、養護施設の子どもたちや、養護学校の図書室にプレゼントしている地域もあります。
 
サンタプロジェクトながおかでは、「ながおか子ども笑顔プロジェクト」と連携して、ひとり親家庭の子ども達に本をプレゼントしています。
 また、2020年は日赤だけではなく、中央病院と立川病院の小児科病棟にも本をお届けしましたが、11月に年齢と性別をお聞きしても、クリスマスには退院されて、別の患者さんが入院していることも多く、2021年立川病院さんは辞退されました。
 中央病院と日赤病院は、予備の本を添えて現在もお届けしています。
 病院では、サンタクロースに扮したお医者さんからプレゼントを手渡されると子どもたちは大喜びで、NICUではお見舞いに来た赤ちゃんのおかあさんがパッと明るいお顔になるそうです。
 
そのようなお話を聞くと、このサンタプロジェクトの活動の意義を感じます。
 一般病棟の子どもたちは、コロナ禍で、付き添いの親御さん以外は面会も制限され、プレイルームも閉鎖されて自分のベッドで過ごすしかなく、病棟内でのささやかな楽しみも制限されていましたので、サンタプロジェクトのプレゼントは例年にも増して喜ばれたようです。
 フードバンクに登録しているひとり親家庭のお子さんの反応は、あまり耳にする機会がないのですが、あるお母さんから、「普段あまり子どもに本を読んであげる暇もないのですが、子どもにせがまれて読んであげました。楽しい絵本で、子どもといっしょに久しぶりに笑い転げました。」という感想をお聞きしてうれしかったです。
 
 サンタプロジェクトでは、カードに一言メッセージをお願いしています。
 メッセージの中には、
「私の子どもが入院中に本のプレゼントをいただいて、とても励まされたので、今度は私がサンタさんになって、あなたにプレゼントします」
「僕は中学生のお兄さんサンタです。僕も入院中に本をもらってとてもうれしかったので、今度は僕が入院中の君に贈ります」
「私もひとり親家庭で育ちました。あなたの幸せを祈っています」というカードもありました。
 
 市民のだれかが自分たちを気にかけてくれている、というメッセージが伝わることが、その子の支えになるかもしれないという願いをこめてこの活動を行っていらっしゃいます。
 
 
田中様
お忙しい中、資料などご準備いただきありがとうございました。
プロジェクトの理解を深が深められ、良い機会を頂きました。
 
もうすぐクリスマス。
「子ども達の笑顔が増えますように」願いを込めて
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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