ライオンズクラブ国際協会333-A地区の活動

インフルエンザと口内環境

分水ライオンズクラブ

インフルエンザの季節が到来しました。今季の流行は、いつもより1か月ほど早かったようです。 予防ワクチンの接種を考えていたものの、手遅れになったという方も多かったことでしょう。

 口内環境を整える(清潔に保つ)ことは、歯周病・むし歯の予防には当たり前ですが、インフルエンザのみならず風邪や他の感染症を予防することにもつながります。ある調査では、口内環境を清潔に保つことにより、インフルエンザの発症率が1/10になったというデータがあります。

 口(唾液)やのど(粘膜)には、IgAという抗体があり、ウイルスののどからの侵入を防いでいます。しかし、口の中が不潔になっていると、IgA抗体の働きが弱くなってしまいます。そうすると、ウイルスや細菌がのどから侵入しやすくなり、感染症にかかりやすくなります。

 インフルエンザの予防法としては、

① 手洗い・手指消毒

② うがい

③ マスクの着用

④ 換気

③ 30分程度の間隔で水や茶などの飲み物でのどを潤す

④ むやみに目・鼻・口周辺に触れない

⑤ 規則正しい健康的な生活で免疫力を保つ

⑥ ワクチンの接種

などがありますが、口内清掃も重要な1つです。

 口の中の歯垢(プラーク)の中にいる細菌はバイオフィルムという膜の中に護られていて、抗生物質(薬)や消毒薬(うがい)では、ほとんど殺菌できません。口内環境を清潔に保つには、歯ブラシ・歯間ブラシ・糸ようじ(フロス)などを用いて、しっかりと歯垢を取り除き、その上で、うがい薬等を使って歯垢の再付着を防ぐのが最も効果的です。

                   分水ライオンズクラブ会員 伊藤直之(歯科医師)

 

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